台帳 医療・調剤薬局 法令根拠あり

医療機器 保守点検計画・記録表(Excel・無料)

機器ごとに周期を持たせて、前回の実施日から次回の予定日と残り日数を自動で出す。期限を過ぎた行が赤くなる。台帳と計画を1つの表にしてあるので、機器が増えたときに直すのは1か所で済む。年間計画・研修記録・廃棄台帳のシートを同じブックに入れてある。

更新日 2026-09-23 / 説明・記入シート・記入例・年間の点検計画・年間の点検計画(記入例)・研修の記録・研修の記録(記入例)・廃棄した機器・廃棄した機器(記入例)・A4印刷用

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何の帳票ですか

病院・診療所・助産所。医療機器安全管理責任者が保守点検計画を作る場面。自施設で点検するものと、製造販売業者や保守業者に委託しているものの両方。

法令根拠と保存年数

根拠医療法6条の12(病院等の管理者は安全管理のための体制を確保)
医療法施行規則1条の11第2項3号(医療機器に係る安全管理のための体制の確保に係る措置として、医療機器安全管理責任者を配置し、次を行わせる)
同号イ(従業者に対する医療機器の安全使用のための研修の実施)
同号ロ(医療機器の保守点検に関する計画の策定及び保守点検の適切な実施。従業者による適切な実施の徹底のための措置を含む)
同号ハ(医療機器の使用の情報その他の情報の収集と、安全使用を目的とした改善のための方策の実施)
同1条の11第1項6号(当該病院等における医療に係る安全管理に関する記録を整備)
保存年数—(保守点検の記録そのものの保存年数を定めた条文は確認できていない。規則20条10号の「過去二年間」は診療に関する諸記録の話で、その列挙に保守点検の記録は入っていない。年数を決めて安全管理の指針に書く)
起算日
期限点検の周期は条文に無い。機器の添付文書・取扱説明書・製造販売業者の情報をもとに機器ごとに決める

条文の確認:2026-09-23 e-Gov法令APIで医療法施行規則(323M40000100050)1条の11・20条の本文を取得して確認

確認先 保存年数・起算日・提出期限は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。e-Gov法令検索および所管官庁でご確認ください。

記載する項目

条文に「医療機器台帳」という言葉は出てこない。規則が求めているのは、医療機器安全管理責任者を配置し、研修・保守点検計画の策定と実施・情報収集を行わせることである。この表は、計画(周期と次回予定)と実績(実施日)を1つの行に置いて、前回の実施日を書き換えるだけで次回が更新される形にしてある。台帳と計画を別々に持つと、機器が増えたときに2か所直すことになる。

  • 【記録】機器の名称・型式・製造番号(同じ機種を見分ける)
  • 【記録】設置場所・導入年月
  • 【記録】点検の周期(機器ごと。添付文書等から決める)
  • 【記録】担当(自施設/委託。委託先名)
  • 【記録】前回の実施日
  • 【自動】次回の予定日(前回+周期)
  • 【自動】期限までの残り日数と、超過の判定
  • 【記録】実施日・実施者・結果
  • 【別シート】年間の点検計画(月ごとの割りつけと、山になる月の見える化)
  • 【別シート】研修の実施記録(規則1条の11第2項3号イ)
  • 【別シート】廃棄した機器(行を消さずに履歴を残す)

ファイルの中身

形式Excel(.xlsx) 42KB
シート説明 / 記入シート / 記入例 / 年間の点検計画 / 年間の点検計画(記入例) / 研修の記録 / 研修の記録(記入例) / 廃棄した機器 / 廃棄した機器(記入例) / A4印刷用
更新日2026-09-23

使い方

  1. I列の「前回の実施日」を書き換えるだけで、J列の次回予定日、K列の残り日数、L列の判定が動きます。台帳と計画を別々に持つと機器が増えたときに2か所直すことになるので、1つの表にしてあります。
  2. F列の「点検の周期」は空で配っています。条文に周期の数字がないためです。機器の添付文書・取扱説明書・製造販売業者の情報から機器ごとに決めて、根拠をN列に書いてください。
  3. L列は「超過」で赤、「まもなく」(30日以内)で色が付きます。K列はTODAY関数を使っているので、ファイルを開いた日で自動的に動きます。
  4. C列の製造番号は必ず入れてください。同じ機種が複数あると、機器名だけではどの1台を点検したか分かりません。記入例の1・2行目が同型2台の例です。
  5. 委託している機器も同じ表に載せます。報告書を受け取った日に前回実施日を書き換える、と決めておくと、実施されたかどうかを追えます。載せていないと、やったかどうかが分かりません。
  6. 別シート「年間の点検計画」で、月ごとに○を置いて割りつけます。規則1条の11第2項3号ロが「保守点検に関する計画の策定及び保守点検の適切な実施」としていて、計画を作ること自体が求められています。○が特定の月に集まっていたら、そこが山になります。
  7. 別シート「研修の記録」は、同じ号のイ「従業者に対する医療機器の安全使用のための研修の実施」の記録です。点検だけでなく研修も責任者の仕事として条文に並んでいます。
  8. 廃棄した機器は行を消さず、別シート「廃棄した機器」へ移してください。行を消すと過去の点検記録とつながらなくなります。
  9. この記録の保存年数を定めた条文は見当たりませんでした。規則20条10号の「過去二年間」は診療に関する諸記録の話で、保守点検の記録はその列挙に入っていません。2年を当てはめずに、年数を決めて安全管理の指針に書いておくのが確実です。

よくある不備

  • 機器の一覧はあるが、点検の周期が入っていないため計画が作れない
  • 計画と実績を別の表で持っていて、予定と実績を突き合わせる作業が毎回発生している
  • 同じ機種が複数あるのに製造番号を書いていないため、どの1台を点検したか分からない
  • 委託している機器を台帳に載せていないので、実施されたかどうかを追えない
  • 機器を移設したのに設置場所を直しておらず、点検に行った先に機器が無い
  • 廃棄した機器の行を消してしまい、過去の点検記録とつながらなくなっている
  • 研修(規則1条の11第2項3号イ)を実施した記録が残っていない
  • 規則20条10号の「過去二年間」を保守点検の記録にも当てはめている。あれは診療に関する諸記録の話で、保守点検の記録は列挙に入っていない

この帳票を見る人と、確認されること

場面医療機器安全管理責任者が年間の保守点検計画を作るとき。立入検査で計画と実施の記録を見られるとき。機器を入れ替えたときに計画を組み直すとき
読み手医療機器安全管理責任者/立入検査の担当者/実際に点検する臨床工学技士・委託先/機器を使う従業者

最初に見られるところ

  • 機器ごとに周期が決まっていて、次回の予定が出ているか
  • 期限を過ぎたまま放置されている機器が無いか
  • 委託している機器も同じ表に載っていて、実施日が戻ってきているか
  • 研修(規則1条の11第2項3号イ)を実施した記録があるか

矛盾を疑われるところ

  • 周期の欄が空のまま実施日だけ並んでいて、計画が存在しない
  • 同じ機種が複数あるのに製造番号が空で、どの1台か分からない
  • 委託分の実施日が全部空欄のまま
  • 廃棄した機器が一覧から消えていて、過去の点検記録とつながらない