台帳 工場・製造

設備保全履歴表(Excel・無料)

1台ごとに履歴が積み上がり、停止時間が時刻から自動で出る(日をまたいでも正しく出る)。予防保全の周期と、法令の定期自主検査の周期を別の列に分けて持てる。月ごとの集計シートで、事後保全の割合と停止時間の合計を前の月と並べられる。

更新日 2026-09-23 / 説明・記入シート・記入例・設備の一覧と周期・設備の一覧と周期(記入例)・月ごとの集計・月ごとの集計(記入例)・A4印刷用

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何の帳票ですか

工場の生産設備。故障(事後保全)、計画的な部品交換(予防保全)、再発を止めるための改造(改良保全)の3つを1台ごとに積み上げる。法令の定期自主検査の対象になる機械は、その周期を別の列で並べて管理する。

法令根拠と保存年数

根拠法令上の作成義務はありません。実務上の管理表です。
保存年数—(この履歴表そのものに法令上の保存年数の定めは無い。ただし労働安全衛生法などの定期自主検査は別にあり、そちらは法令側で記録の保存年数が決まっている)
起算日
期限—(自社で決めた予防保全の周期。法令の定期自主検査の周期とは別に持つ)

条文の確認:2026-09-23 生産設備の保全履歴そのものを定めた法令が無いことを前提に作成。法令の定期自主検査(労働安全衛生法ほか)は別制度として、様式の上で列を分けた。記入例のクレーンの根拠(クレーン等安全規則34条 年次自主検査)は点検板側で確認済みの内容を引いている。

確認先 保存年数・起算日・提出期限は、事業の種類・規模・所管行政庁の運用により異なります。e-Gov法令検索および所管官庁でご確認ください。

記載する項目

生産設備の保全履歴そのものを定めた法令は無い。ただし労働安全衛生法などの定期自主検査は別に存在し、対象の機械・周期・記録の保存年数は法令側で決まっている。この表はそれを代用しない。別シートで、自社で決めた予防保全の周期と、法令が定める検査の周期を別の列に分けてある。停止時間の長短には色を付けていない。何分から異常かは設備によって違い、様式の側で決める筋のものではないため。

  • 【記録】実施日・設備番号・設備名
  • 【記録】区分(予防保全/事後保全/改良保全)
  • 【記録】停止の開始時刻と復旧の時刻
  • 【自動】停止時間(分)。日をまたいでも正しく出る
  • 【記録】停止の理由(故障(突発)/部品交換(計画)/点検・検査/段取り替え/材料・人待ち/その他)
  • 【記録】作業内容・交換部品・部品番号・費用
  • 【記録】実施者(自社/メーカー/委託)
  • 【自動】次回予定日(実施日+周期)
  • 【別シート】設備の一覧と予防保全の周期。期限までの日数と超過の判定
  • 【別シート】同じ一覧に「法令の定期自主検査」の対象かと根拠・周期を別の列で持つ
  • 【別シート】月ごとの集計(件数・区分別・停止時間・費用。事後保全の割合は自動)

ファイルの中身

形式Excel(.xlsx) 41KB
シート説明 / 記入シート / 記入例 / 設備の一覧と周期 / 設備の一覧と周期(記入例) / 月ごとの集計 / 月ごとの集計(記入例) / A4印刷用
更新日2026-09-23

使い方

  1. 1行が1件の保全です。実施日・設備番号・区分の3つは必ず入れてください。区分が空だと、事後保全が何件あったかを数えられません。
  2. 停止時間(H列)は、F列の停止開始とG列の復旧の時刻から自動で出ます。「約30分」と書かずに時刻を書いてください。日をまたいでも正しく出ます。記入例の4行目が22:40〜翌1:10で、150分と出る例です。
  3. 止めずにできる点検は、E列を「停止していない」にして時刻を空けます。停止時間は空になります。記入例の最後の行がその形です。
  4. I列の停止の理由は、事後保全だけでなく計画的に止めた分も分けます。分けておかないと、止まった時間の合計だけが積み上がって、何を減らせばよいかが見えません。
  5. D列が「事後保全」、I列が「故障(突発)」の行は色が付きます。同じ設備が並んでいたら、予防保全の周期か直し方のどちらかを変える合図です。記入例のコンベアAが、事後保全のあとに改良保全を入れた形です。
  6. 停止時間の長さには色を付けていません。何分から異常かは設備によって違うので、こちらで決める筋のものではないためです。数字は出るので、月ごとの集計で前の月と比べてください。
  7. 交換部品は品名だけでなく部品番号(L列)まで書いてください。次に手配するときに調べ直さずに済みます。
  8. 別シート「設備の一覧と周期」で、予防保全の周期を設備ごとに持ちます。前回の実施日を書き換えると次回予定日と残り日数が動き、超過すると赤くなります。
  9. そのシートのL列・M列は法令の定期自主検査の欄です。自社で決めた予防保全の周期(G列)とは別のものとして分けてあります。法令の対象になる機械は、周期も記録の保存年数も法令側で決まっているので、この表で代用しないでください。検査そのものの記録は点検板の様式を使います。
  10. 別シート「月ごとの集計」は手で書く表です。月に1回、区分ごとの件数と停止時間の合計を書き出して前の月と並べます。事後保全の割合は自動で出ます。1件ずつ見ていても、同じ設備が繰り返し止まっていることには気づきません。

よくある不備

  • 故障対応だけを記録し、予防保全の周期を管理していない
  • 停止時間を書いていないため、設備ごとの損失が比較できない
  • 停止時間を「約30分」と書いていて、あとから合計できない
  • 交換部品の型番を書いておらず、次回の手配で毎回調べ直している
  • 区分(予防保全/事後保全)を入れていないので、故障が何件あったかを数えられない
  • 法令の定期自主検査をこの表で代用している。周期も記録の保存年数も法令側で決まっている
  • 同じ設備が繰り返し止まっていることに、月をまたぐまで気づかない
  • 日をまたいだ停止の時間を手で計算していて、符号を間違えている

この帳票を見る人と、確認されること

場面月に一度、どの設備が止まっているかを見るとき。設備を更新すべきかを稟議で示すとき。同じ故障が続いているときに、直し方を変える判断をするとき
読み手製造課長・工場長/保全担当/設備の更新を決裁する人/次にこの設備を担当する人

最初に見られるところ

  • 事後保全の件数が前の月より減っているか
  • 止まった時間がいちばん長い設備はどれか
  • 予防保全の予定日を過ぎたまま止まっている設備が無いか
  • 法令の定期自主検査の対象機械が、法令側の周期で管理されているか

矛盾を疑われるところ

  • 停止時間が全部「約30分」など丸い数字ばかりで、時刻から計算していない
  • 区分の欄が空の行が多く、予防保全か事後保全かを数えられない
  • 同じ設備・同じ症状が並んでいるのに、改良保全が1件も無い
  • 法令の定期自主検査の欄が全部「確認中」のまま何か月も動いていない

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現場で点検・確認するための様式は点検板にあります。